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2011.07.30

純銀のワイングラス

西雪 若子

先日、隠れ家的なとてもおしゃれなバーに伺いました。

 

細い路地にあって、知らない人は入れないような、

常連さんが一日の労をねぎらいに一人立ち寄るような、

そんな素敵なバーでした。

 

そのバーで、純銀のワイングラスと、

そして、それを作っていらっしゃる職人さんと出会いました。

 

リーデルスタッフという視点からちょっと離れてしまいますが、

純銀のワイングラスを話題にしてみたいと思います。

 

 

なのですが、、、

 

そんな素敵なお店で、携帯のシャッター音を響かせるわけにもいかず、

画像がないのです。ごめんなさい。

 

このごろは デジカメ・携帯などで記念撮影は珍しくない光景ではありますが、

やはり、一言お断りするように心掛けたり、

その場の雰囲気を損なわないように というのも、

大切なマナーかと思います。

 

なので、すごくすごく素敵な純銀の器を撮影したかったのですが、

そんな気持ちを抑えて、

このお店の空気を大切にしよう と、お話だけお伺いして来ました。

 

 

金属はワインに何らかの影響をもたらすようで、

ご存知の方も多いかと思いますが、「クレ・デュ・ヴァン」というワイングッズがあります。

 

「クレ・デュ・ヴァン」は 3種類の金属の合金だと聞いていますが、

小さな合金部分を100ccのワインに1秒つけることで1年後の味わいになるという

プロの方やコレクターの方が 数年後のワインの熟成の状態を確かめる道具です。

 

「ワインが美味しくなる」と言う表現も聞きますが、

ワインを美味しくする道具 というよりは、

飲み頃を知る為の道具 という捉え方が近いかもしれないですね。

 

 

そして、純銀の器ですが、

合金とは違う、銀だけによる効果があるようです。

 

そのバーでは、ビオデナミのカベルネソーヴィニヨンをいただいたのですが、

まだまだ若々しく青臭く、収斂性を感じる物でした。

 

そのワインを ほんの一瞬 純銀のジャグに移し

またすぐワイングラスに戻して試飲すると、

とたんにまろやかで優しいカベルネになりました。

 

「熟成した」というより、「角が取れた」というニュアンスです。

 

 

ワインには ブドウが土壌から吸い上げたブドウ由来の数々の金属が

陽イオンの形で含まれているそうですが、

それと 器の銀のイオンが何らかの反応をするのか??

 

銀のアクセサリーなどが黒ずんでくるように、

器にワインの中の硫化合物が吸いつけられて、

香味がよくなる!?

 

と、勝手に推測をしていましたが、

職人の方にお伺いした所、

ワインに限らず、飲み物がまろやかになるということについて、

実際に、学者の方に依頼して実証していただいているそうです。

 

そして、この純銀の器は、角が取れた状態をキープするのだそうです。

 

酸化熟成の状態を強制的に作り、保存期間を推測させてくれる「クレ・デュ・ヴァン」とは

また違ったワインの楽しみを もたらしてくれます。

 

 

私は、一般的な形のガラスのワイングラスで頂いていたので、

純銀のジャグから直ぐに移動していただきましたが、

いろいろな形の銀器がありました。

 

杯型はもちろん、フルート型や、チューリップ型、

金属の柔らかなフォルムは感動する美しさです。

日本の伝統技術の高さもあるそうです。

 

そして、何百年と受け継がれ、朽ちてこそ味わいの出る良さ。

人の手がかかった物って、やはり良いですよね。

 

 

もしも、

リーデルが生産者の方々と作り出した香りも味も美味しくいただける形状があって、

純銀でそれを実現できる技術が揃えば、

これは とても面白い!! と、

クリスタルグラスメーカーのスタッフらしくない妄想が広がったほろ酔いの私でした。

 

(ワインを「目で愉しむ」ことが出来ないとか、

わずかながらの金属臭という問題は勿論ありますね・・・)

 

そしておまけ。

画像を載せると言うのが、このブログのお約束。

 

私のプライベートな楽しみの一つを紹介させて頂きます!

 

夏はメロンとシャンパン☆

本当なら 半分に切ったメロンの種をくりぬいて、

そこにシャンパンを注いで崩しながら頂きます。

この日は、お腹をいたわって(笑)

器に注いだシャンパンの中に、

カットしたメロンを入れました。

 

メロンはもちろん、北海道夕張メロン!!!

 

 

 

 

 

 

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