ワイングラスの名門ブランド - RIEDEL(リーデル)
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2010/12/06

Column

京都の老舗、「月の桂」で有名な、増田徳兵衛商店さんを訪問

12/2は朝から京都の老舗、「月の桂」で有名な、増田徳兵衛商店さんへ訪問。
道路から蔵に降りる階段に使われているのは、紀元前から残る石だそうです。
10代目当主ゲオルグ・リーデル(写真中央)も興味深々。

ちなみに、写真奥が増田徳兵衛商店の増田社長。
手前は、リーデル・ジャパン代表のウォルフガング・アンギャル。

先ずは蔵元内を見学。
ゲオルグは、酒麹についてとても関心が大きかったようで、時間をかけて増田社長と意見交換をしていました。

見学の後、テイスティングに。
数あるラインナップの中から、2種類の純米酒と、10年もの、16年ものの古酒をテイスティングさせていただきました。
16年ものは、まるで上質なシェリーを思わせる魅惑的な香り!
東京から持参した4種類のグラスと、試飲カウンターで使用していただいている「大吟醸オー」を加えた5種類のグラスで、ミニワークショップを。
(左から、モンラッシェ、アルザス、ボージョレ、ロゼ ここまで<ソムリエ>シリーズ、右端が、大吟醸オー)

真剣なゲオルグ・リーデル
グラスは、4400/7 <ソムリエ>シリーズ モンラッシェ

グラス形状が異なると、同じ純米酒でも、香りや味わいがまったく異なって感じられます。
理解してはいるんですが、実際に行うたびに、そのあまりにも大きな違いに改めて驚かされます。

写真奥は第14代目の増田社長、大変気さくなお人柄です。
リーデル家の10代目当主であるゲオルグ・リーデルと同様、
長い歴史を担う重責・・・という共通点もあって、話に花が咲いておりました。

「吃驚仰天」という、アルコールド数8%のにごり系スパークリングのお酒に、ゲオルグ・リーデルたいへん感激!
お酒を口に含むと「ンー!、ンー!、ンー!」と目を丸くしてその味わいに驚嘆していました。まさに「ビックリギョウテン」。

お酒の甘味、適度な酸味、発泡酒ならではの爽快感がありながら、クリーミーなテクスチャー・・・。
「パーフェクトな食前酒!」と絶賛。

ゲオルグもエキサイティングして、予定を大幅に超える滞在時間となりました。

増田社長、有難うございました!

  • 庄司 大輔Daisuke Shoji
  • (社)日本ソムリエ協会公認ソムリエ/リーデル社 ワイングラス・エデュケイター

1971年神奈川県生まれ。明治大学文学部文学科卒業、専攻は演劇学。 塾講師、レストラン勤務などを経て、1998年(社)日本ソムリエ協会公認ソムリエ呼称資格取得。1999年にボルドー地方サンテミリオンの「シャトー・トロットヴィエイユ」で学ぶ。2001年リーデル・ジャパン入社、日本人初の「リーデル社グラス・エデュケイター」となる。リーデルグラスとワインの深いつながりやその機能を、グラス・テイスティングを通して広く伝えるため、文字通り東奔西走している。
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