2011.07.06
ペットボトルのお茶4種、リーデルのグラスで飲み比べ! 「めちゃくちゃ香りと味の違いがわかって美味しかった!」
今日は、半分以上プライベートなお遊び感覚での実験なんですが、
思った以上に面白かったのでアップしてしまいました。もしよかったらご覧ください。
☆ 8月上旬に、この体験を踏まえた、グラス・テイスティング・セミナーを行うかもしれません!!
【4種のペットボトルの冷茶を、リーデルグラスで飲み比べてみた!!】
写真左から、製品名/メーカー名/セールスポイント
A) 「おーい お茶」伊藤園
「おいしさは香り」国産茶葉100%、無香料、無調味、自然抽出・フレッシュ製法
B) 「生茶」KIRIN
朝摘みした新芽 4時間以内に瞬間凍結、生茶葉凍らせ製法
C) 「伊右衛門」SUNTORY
石臼挽き抹茶ひとつまみ、福寿園の茶匠が厳選した国産茶葉100%
D) 「綾鷹」コカ・コーラ
上林春松本店が厳選した国産茶葉使用、急須でいれたようなにごりの旨み
☆ 順不同でございます
☆ 使用したグラスは 「#6416/0 <ヴィノム> ボルドー」 です
自宅での実験でもあり、しかも Iphone のカメラ(FastEver Snap)なものですから、
テーブルの色が映り込んでしまい、写真では色合いの違いはわかりませんね(^^:
「端っこがきれてる!!」
【色調が全然違う】
思った以上に面白かったのが「香り」なのですが、順を追ってみてみましょう。
先ず、色調ですが、
「おーい お茶」と「生茶」は、非常によく似ています。
いきなりグラスで出されたら、ちょっと見分けがつかないほどです。
最も色調が薄めで、さわやかにグリーンがかっているのが「伊右衛門」
そしてモチロン、唯一にごっているのが「綾鷹」
いずれにしても、暑いこの時期には、視覚にも涼しさを感じさせてくれる冷茶の色合いです。
【香りが断然違う!!】
比較試飲で最も面白かったのが「香り」
そのことは想定内だったんですが、それぞれの香りの違いには改めてびっくりしました!
最初に「おーい お茶」と「生茶」を比べた時点で想定の範囲を超えました。。。
全く違うんです!!!
おもしろい!!!
特に、その後のテイスティングを続けてわかったのは、
「生茶」は独自路線を走っている。。。という印象。。。
「香り」の点だけを取ってみれば、
「生茶」の香りは「かるく出したダージリンティ」にも近いニュアンスがあります。
ブラインドだったら間違うかも。。。という印象です(^^)
とてもクリーンでフルーティ。
これが「生茶葉凍らせ製法」のなせる技、でしょうか!
「おーい お茶」は、ある意味「王道」ですね。
クリーンでいて、甘みもあり、蒸して乾燥を加えた緑茶葉特有の深みのある香り。
いちばんお茶らしいお茶のイメージ、とも言えます。
伊藤園さんが目指したもの。。。「お茶本来の香り」
なのだろうなぁ・・・ということをストレートに感じることができます。
「綾鷹」は、「おーい お茶」とも共通するお茶の深みある香りをもちながら、
トップノーズでは、非常に柔らかい甘みを感じるフルーティさがあります。
茶葉から出し切ったお茶の香りではない、
お茶の中に残る「にごり」がもたらす深みとフレッシュさの混在、
というところが「綾鷹」らしさなのでしょう。
「伊右衛門」には甘みとみずみずしさを強く感じます。
この点は味わいの面でも感じましたが、
「おーい お茶」が普段飲んでいるお茶そのもの、何も加えず、何も引いていない、
という方向性だとしますと、
「伊右衛門」では、さらにその角を丸くしたような印象を感じました。
【やはりお茶の心地よい苦みを感じる「綾鷹」】
味わいの点でも、クリーンでフレッシュな方向性を目指す「生茶」と
「綾鷹」のコントラストは大変面白い。
「綾鷹」の場合、
香りの面ではフルーティさをもたらしたのかもしれない「にごり」が、
味わいの面ではさらにその存在感を感じるようです。
独特の酸味と渋みは「にごり」ならでは。
心地よいアフターを引き出しています。
「生茶」はとにかくフルーティ。
このキャラクターは、ほかのお茶には無いものですので、貴重なキャラクターですね。
「伊右衛門」は、舌の上にお茶が広がった瞬間、甘みが感じられ、
その中に若干の酸味や苦みが浮かんできますが、
基底にあるのは「お茶の甘みを感じさせるバランスの良さ」のようです。
「おーい お茶」は味わいでも普段飲んでいるお茶のバランスに近いですね。
そこにクリーンでフレッシュな印象が加わります。
アフターでほろ苦さが舌上に浮かんできます。
このアフターでの(よい意味での)引っかかりは、
「綾鷹」や「おーい お茶」でしっかりと感じられ、
「伊右衛門」ではお茶の甘みの中に柔らかく見いだされます。
「生茶」ではこの要素が極力抑えられているように思われます。
【基本の4種類でのみ比べてみた!】
グラス・テイスティング・セミナーで使用している、
4つのカテゴリーの基本グラスで飲み比べてみました。
ソーヴィニヨン・ブラン:
茶葉本来の植物的なほろ苦さや、瑞々しい甘み、という側面の香りがしっかりと感じられます。
基本的には舌上で横へと広がりにくい形状ですので、味わいは非常にあっさりとした印象になります。
モンラッシェ:
香り、味わいともに、お茶がもつ「甘み」の要素が大きく引き出されます。
「ソーヴィニヨン・ブラン」グラスが、煎茶的な香りに傾くのに対して、
「モンラッシェ」グラスは、玉露的な雰囲気に近づく印象です。
ブルゴーニュ:
冷茶には少しボウル容量が大きいのか、香りがややぼやける印象
ボルドー:
香り、味わいともに、バランスよくそれぞれの要素を感じられるように思います。
「モンラッシェ」に比べると、香りと味わいの「甘み」の要素は抑えられますが、
その分、ほろ苦さや渋みの要素を感じることで、全体のバランスを引き締めます。
グラス・テイスティング・セミナーではいつも「ペットボトルの冷茶」に触れています。
豊かな香りに加え、甘み、酸味、ほろ苦さ、という味わいの要素を持っていますので、
個人的には、ペットボトルで飲むのがもったいなく感じているからです。
ステムのあるワイングラスで冷茶を飲むのは大仰だなと感じている方には、
<リーデル・オー> や <チロル> シリーズがおすすめです。
ワイングラスでペットボトルの冷茶、
まだお試しでない方はぜひともチャレンジしてみてください!
ペットボトルから飲むのが、「ちょっともったいないな・・・」と思えるくらい、
ブランドごとにキャラクターは違えど、
それぞれに素晴らしい香りと味わいを楽しめると思いますよ!
SWE-Shoji






庄司 大輔













