「色」には深い意味がある 美しい色にメッセージを託して、物語をひもとく贈り物を

「色」には深い意味がある 美しい色にメッセージを託して、物語をひもとく贈り物を2017.09.12 UPDATE

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大昔から、人は色にさまざまな意味を込めて、文化を形成してきました。

大切なあの人に、色を通じて思いを込めて、素敵な贈り物をしてみませんか?

2017年秋発表予定!伝統技法とテクノロジーが融合したリーデルの新ライン 「ファット・ア・マーノ」のカラフルな魅力。

2017年秋、リーデルから新たなコレクションが発表されます。

その名も「ファット・ア・マーノ」。

イタリア語で「手作り」を意味するこのラインは、ヴェネチアンガラスの伝統技法を用いたカラフルなステムと、マシンメイドのボウルが融合した革新的なもの。

ステムの基本カラーは、ホワイト、ブラック、イエロー、レッド、グリーン、ブルーの6色に、ホワイト&ブラックのツイスト柄の計7種。セット販売だけでなく、グラスひとつから購入していただけるので、お好みのカラーで揃えることも可能です。

ボウルの形状は、ぶどう品種別に6種類をご用意しています。

「色」それぞれの意味

その1・ホワイト
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百という漢字から一をとると、白になります。ゆえに99歳のお祝いを「白寿」といい、白をベースカラーとします。99歳という年齢にこだわらなくても、人生の先輩に「いつまでも若々しく」というメッセージを込めて、ホワイトステムのグラスをお贈りしてみてはいかがでしょう?

また、イギリスのヴィクトリア女王が結婚式で身につけたことから、世界的な定番となった白いウェディングドレスには、「純白」「純潔」などの意味が込められ、そこから敷衍して「あなたの色に染まります」などのメッセージをもつようになりました。新婚家庭への贈り物として、あるいは結婚式の初々しさを記念した引き出物として、ホワイトステムのグラスは良い思い出になるでしょう。

その2・ブラック
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シックな黒は、正式な着こなしに多用される色。現代の日本では、黒というと喪服のイメージがあるかもしれませんが、近代以前の喪服には、白やグレーを用いることが多く、どちらかといえば黒はハレの色だったのです。

そういえば、ブラックやノワールという「黒」を表す諸言語の語源を辿ると、「輝く」という意味になるといいます。「黒光りする」ということなのでしょう。

人生のハレ舞台で輝く人に、シックなブラックステムのワイングラスを贈ってみてはいかがですか?

その3・イエロー
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黄色は、中国では最も高貴な色とされ、皇帝の式服にも輝きのある黄色が用いられました。風水でも、金運の象徴であることは、ご存知の通りです。

アジア圏では、インド発祥の仏教の影響もあるのでしょうか、黄色はしばしば太陽の象徴として人気があります。

「会社を設立した」とか「資格をとるために勉強をはじめる」などと、新たなことに挑戦する人に、昇る太陽のような発展を願って、黄色いステムのワイングラスはいかがでしょう?このグラスでワインを飲めば、運気上昇間違いなし——かもしれません。

その4・レッド
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西洋では、赤は情熱の象徴。自らのパッションを表明する際に、しばしば用いられる色です。

日本では、力強い赤色には、魔を除ける不思議な力がある——と信じられました。その昔、お公家さんたちは下着として、基本的に赤褌を身につけました。今でも学習院の初等科の男子は、水泳の時間には赤褌で泳ぎます。宮中の女官が穿く緋袴も、同様です。

また、江戸時代に疱瘡という大変恐れられていた病にかかると、病気を退散させるために、布団から枕から寝間着まで、何から何まで赤づくめのものを用いる、という呪術的療法が施されました。疱瘡患者が病床で読書するために、字も絵も赤色で印刷された「紅摺り絵本」まで出版されていたほどです。

生まれたばかりの幼子にも、魔物や邪気から護るために赤い衣装をつけさせました。ゆえに「赤ちゃん」というわけです。これらは、魔物の類から身を護るための「赤」他なりません。

60歳で還暦を迎えると、頭巾やちゃんちゃんこなど、赤い衣装を身にまといます。還暦とは、60年で一巡する十干と十二支の組み合わせが、生まれた年の干支に戻ることから、新たに生まれ変わる、という意味。「暦(こよみ)が還(かえ)る」で還暦です。つまり還暦を迎えた人は、赤ちゃんになった、というわけで、赤いものを身につけるのです。ついでに、赤いステムのグラスで赤ワイン……と、赤づくしのお祝いをしてみてはいかがでしょう?

その5・グリーン
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赤ちゃんのことを「みどりご」といいます。また、美しい女性の髪を「みどりの黒髪」ともいいます。どちらもグリーンではないのに、何故「みどり」?

実は昔の日本語では、グリーンもブルーも「あお」といいました。「青信号」や「青汁」という言葉に、その名残りがあります。

では、「みどり」は、どんな色をさしたのでしょうか?それは、「若々しい艶のある輝き」を表す言葉だったのです。つまり、キューティクル輝く髪が「みどりの黒髪」で、つやつやした柔肌が「みどりご」、萌えいずる若芽の艶を表現するならば「緑の青葉」ということもあり得るわけです。

出産前後のお母さんは、どんなにお好きでもお酒を控えなくてはなりません。授乳期間が終わったら、ご苦労様のメッセージを込めて、グリーンステムのグラスをプレゼントしてはいかがでしょう?輝きのあるグリーンは、まさに日本古来の美しさ「みどり」そのもの。そこには「人生をさらに輝かせて」という意味合いも、ごく自然に溶け込んでいます。

その6・ブルー
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西洋では、「貴族には青き血が流れている」などといわれ、青は高貴なものの象徴でもありました。

東洋には「千載青史に名を残す」という言葉があります。「1000年間、歴史の本に書き残されるほどの偉業を達成した」という意味です。「青史」には「正史」の意味合いもありますが、なぜ「青」の字を用いたかというと、紙が無かった時代、歴史は竹簡に綴られ、それが青(現代の色合いでいうとグリーン)であったから、といわれています。しかし後に紙を用いる時代になると、「青史」という用字のイメージから、ブルー表紙の歴史の本が作られたりもしました。

大きな仕事を成し遂げた方に、ブルーステムのグラスをお贈りしつつ、こんな話をして差し上げると、喜んでいただけるのではないでしょうか?

自由な発想で、あなただけの物語を

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色には、さまざまな意味があり、決して一様ではありません。国や、地域や、民族によって、多彩な隠喩のバリエーションがあります。

色を用いて、あなただけの物語をつくり、親しい方に贈る——そのメタファーをひもときながら、ワインを楽しむのも一興です。

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  • 髙山 宗東
  • muneharutakayama

ワインコラムニスト・歴史家・考証家・有職点前(中世風茶礼)家元


専門は近世史と有職故実。歴史的観点を踏まえてワインのコラムなどを執筆。

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