家飲みワインに適したグラスとは?

家飲みワインに適したグラスとは?2017.09.28 UPDATE

drinking_at_home1

家でリラックスしながらお酒を楽しむ「家飲み」が人気の昨今。

家飲みのシーンには、どんなグラスが適しているのでしょうか?

後片付けのことも考えながら、お家でワインを飲むためのグラスを選ぶポイントについてご紹介いたします。

「家飲み」の楽しさとは?

昨今流行っている「家飲み」の楽しさは、なんといっても気楽さが第一。

お気に入りの音楽やDVDを鑑賞するもよし、寝転がりながら本を読んでもよし、リラックスしながら楽しむワインの味わいは、また格別です。

「ソファーの脇や、床に置いてしまうから、足付きのグラスではちょっと危ないので、お酒はマグカップに入れてのんでいる」などという方もいるようですが、やはりワインは、適したかたちのグラスで飲んでこそ、真価が解るというもの。

リラックスした環境で使えるグラスとは?

ワイングラスと脚
drinking_at_home2

ワイングラスといえば、まず印象的なのは「脚(ステム)」でしょう。

スマートなステムは、ボウルの印象を際立たせるのみならず、ボウルに直接手をふれないことで、注がれたワインを適温に保つ作用があります。

さらには、大きなボウルと台座を繋ぐデザインには、美しい所作をうながす効果も。美しいワイングラスは、単にワインを美味しくひもとくのみならず、それがある空間さえもエレガントにしてしまうのです。

しかし一方で、その脚がハードルになることも。

たとえば、お惣菜がたくさん並んだ一般家庭の食卓では、脚つきグラスは邪魔になってしまうことも。

また、家飲み後に片付けようとして、洗い場で割ってしまうのは、大抵グラスの脚部です。リーデルでは、しばしばグラス・エデュケーションの中で、「お家でグラスを用いた際、酔っぱらっている状況でグラスを洗わないでください。水に浸ける程度にして、翌日、酔いが醒めた状態で洗浄してください」と、ご案内しています。

ステムの無いワインタンブラー、リーデル・オー
drinking_at_home3

リーデルは、グラスのかたちによって、ワインの味わいが大きく変化することにいち早く着目し、世界に先駆けて、ブドウ品種やワインのスタイルごとに適したグラスを開発してきました。そんなリーデルのラインナップの中でも「Oシリーズ」は、ユニークな存在です。

<リーデル・オーシリーズ>は、リーデルが長年つちかってきたグラスとワインのマリアージュ理論をまったく変えることなく、さらに使いやすく、扱いやすいフォルムを追求したレンジ。ワインを正しく味わうためにかたちづくられたボウルの形状はそのままに、ステムを省略したデザインは、日本の食卓や和のしつらえにもナチュラルに寄り添います。動線が重なりやすいキッチンや小さな子供のいる空間でも安心な倒れにくいデザインは、まさに家飲みにはぴったりです。

リーデル・オー誕生の物語

リーデル・オーは、リーデル家11代当主マキシミリアンによって開発されました。

きっかけは、彼がアメリカ市場責任者としてニューヨークに赴任した時のこと。生活の拠点としたアパートメントは狭く、背の高いワイングラスをいくつも並べることができなかったのです。

そこで彼は「グラスから脚をとってはどうだろう?」と思いつきました。リーデルのワイングラスの真髄はボウルの構造にあります。ならば、ステムを取り去っても機能に問題はないはず……グラス・エデュケートの核心を理解している11代目ならではの、大胆な着想といえるでしょう。

しかしこの提案ははじめ、多くのプロフェッショナルたちから批判を受けました。業界人たちは「ステムが無いなんて、ワイングラスじゃない」と白眼視、父をはじめとするリーデルのスタッフさえも、「ワインの愛好家に受け入れてもらえるの?」と否定的でした。

ワインファンに受け入れられたリーデル・オー
drinking_at_home4

ところが、いざ発表してみると、「場所をとらずに使いやすい」「起き上がり小法師のよう動いて、横からの衝撃にも耐えて安定が良い」「一般的な食卓や小さな子供がいる環境でも安全」「使いやすい形状なので、ワインを飲まない人にも贈りたい」「和食のお膳にも美しく寄り添う」などなど、スタッフもびっくりの大好評が寄せられ、今では人気のシリーズとなっています。

究極の家飲みグラス?

たしかに、手の温度をグラスに伝えない、というステムのはたらきは重要です。

しかし、近年のワイン市場には、あまり神経質にならずに、カジュアル楽しめるワインが多く流通しています。こうした、現代のワインライフに、リーデル・オーはぴたりと寄り添ったのでしょう。家飲みのお供に是非<リーデル・オーシリーズ>をおためしください。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
  • 髙山 宗東
  • muneharutakayama

ワインコラムニスト・歴史家・考証家・有職点前(中世風茶礼)家元


専門は近世史と有職故実。歴史的観点を踏まえてワインのコラムなどを執筆。

関連記事
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
今ならメルマガ登録で1,000円クーポンプレゼント
メールアドレス