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オーナーによる世界各地でのテイスティング AROUND THE WORLD

ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル Georg Josef Riedel

1949年、オーストリア・インスブルック生まれ。
87年、10代目当主となりリーデル社社長に就任。
よりグラスの理解を深めるグラス・テイスティングの確立者として、現在も世界中を飛び回り活躍を続けている。

<ワイン王国> リーデル・グラス・エデュケイター列伝
ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル 編

グラス・テイスティングの確立者
ゲオルグ・リーデル

リーデルの顔といって差し支えないであろうグラス・テイスティングのコンテンツを一から作り上げたその人が、ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデルである。
1949年オーストリアのインスブルック生まれ。1973年から家業に従事し、1987年父の後を継いで10代目当主となった。
父が打ち出した「ワインを、造り手が目指したコンセプト通りに正しく味わうグラス」というコンセプトを継承した上で、彼はマシンメイドのヴィノムシリーズを開発するなど、多くの人々にリーデルを用いる楽しさを伝える役割を担い続けてきた。
先代が作り上げた10種のグラスヴァリアントが、彼の代で200種にも増えていることからもその横顔はうかがえよう。
彼の作り上げたもう一つの偉大な業績が「グラス・テイスティング」すなわち、リーデルのグラスが持つ機能をより良く識るためのセミナーである。
グラスの開発に伴って世界中を飛び回り、テロワールを知り、生産者を知る彼だからこそできる魅惑のシラバス(学習計画)は、エンターテインメントのように魅力的である。

究極の味覚と聴覚の遊戯
グラス・テイスティングとは?

ワインのスタイルやブドウ品種の特性が発揮されるよう作られたリーデルのグラスは、反対に相性の悪いワインに用いると、そのワインの未熟さや欠点を無残にも暴き立ててしまうこともある。
対象となるワインの造り手をはじめ、多くの専門家が参加するワークショップの結果は、常にエキサイティング。
ほんのわずかなカット位置の差でワインの味わいが真逆に感じられたり、理論上は相性が良いはずのグラスとワインになぜか違和感を覚えたり……と、さまざまである。
リーデルのグラスを用いることで劇的に理解が深められるワインの味わい、相性良いグラスを用いることでわかるワインの神髄、そして、知らずに相性の悪いグラスを用いてしまうことのもったいなさ……ゲオルグ・リーデルがグラスとワインを手に語り始めると、まるでエンターテインメントのような味覚の遊戯が始まる。
彼は言う。「リーデルのグラスは決して贅沢品ではない。相性の良いワインに正しく用いれば、かえってコストパフォーマンスは高くなるのだから。つまりリーデルは、贅沢な時空間を作り出す道具なのだ」─これがグラス・テイスティングの神髄である。

マキシミリアン J. リーデル Maximilian Josef Riedel

1977年オーストリア・ウィーン生まれ。250年以上の伝統を誇るグラスメーカー「リーデル」家の11代目に当たる。
20歳で入社し、ドバイでの販路拡大、パリにおける販売戦略強化などに従事。
祖父が打ち出した「ワインを、造り手のコンセプト通りに味わうグラス」、父で当主のゲオルグが確立した「グラス・テイスティング」のスピリッツを受け継ぎ、さらにわかりやすく広めるためさまざまなメディアで活躍中。
2004年「リーデル・クリスタル・オブ・アメリカ」のCEOに就任。現在は北アメリカを中心に世界中を飛び回る。
「リーデル・レストラン」や「リーデル・オー」シリーズ、ユニークなデキャンタコレクションなど、自身が手掛けたラインナップも数多い。

<ワイン王国> リーデル・グラス・エデュケイター列伝
マキシミリアン J. リーデル 編

「ワインを飲むシーン」を大きく広げた11代目

祖父はそれまで誰も考えなかった「ワインの真価を味わうグラス」を開発し、父はその世界観をグラス・テイスティングとして確立─そんな、先祖たちの偉大な功績を背負って生まれた11代目のマキシミリアンは、すでにリーデル家の歴史に残る成果を上げている。
その一つが、「リーデル・オー」の開発。きっかけはささやかなことだ。アメリカ市場の責任者になった際に移住したニューヨークのアパートメントはあまりにも狭く、背の高いワイングラスをいくつも並べるのは物理的に不可能だった。
グラスから脚(ステム)を取り去ったリーデル・オーは、そんな必然から生まれたという。

「味や香りを左右するのは液面から飲み口までの曲線」。したがってステムを取り去ってもリーデルの神髄は変わらない─リーデル・グラスの核心がわかっているからこその、大胆な発想であった。
グラス・テイスティングは、エデュケイターによってスタイルを異にする。単なるセミナーではなく、ディナーなど食卓全体のイメージを大切にするのが、マキシミリアン流。ネットでムービーやブログを配信するのもすべて、「ワインを飲むシーンを広げたい」という、彼の根本を支えるフィロソフィーによるのである。

マキシミリアンが開発したステムや台座のない「リーデル・オー」

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