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2025/10/03

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ブランドアンバサダー庄司のイベントレポート|「リーデル岩田屋店4周年記念イベント 〜4つのテロワール・4つの物語/旅するグラス〜 at Kubotsu」

みなさんこんにちは、リーデル ブランドアンバサダーの庄司です。

8月に行われました、リーデル岩田屋店の4周年記念イベント。毎回趣向を凝らした内容で、日頃お世話になっているリーデルラバーの皆様と共に周年を祝ってまいりましたが、本年も負けず劣らず、九州の4つのワイナリーのワインと共に、イマジネーション溢れる窪津シェフのお料理を楽しむ、素晴らしい会となりました。その模様を簡単にご紹介します。ぜひご覧ください。

ワインは、岩田屋店の4周年に合わせて、今九州で注目される4つのワイナリーから6アイテムが用意されました。ワイナリーの方々とリーデル九州チームとのご縁があってこそご提供いただけた特別なアイテムが並びます。

  • <安心院葡萄酒工房> スパークリング 2021(ジェロボーム)
  • <菊鹿ワイナリー> KIKUKA ESTATE ゲヴェルツトラミネール2021
  • <菊鹿ワイナリー>ナイト・ハーベスト小伏野 2018
  • <熊本ワインファーム> マスカット・ベーリー・A 樽熟成 2017
  • <久住ワイナリー> EBONY 2021
  • <五ヶ瀬ワイナリー> ナイアガラ

写真の通り、一際目立つのは <安心院葡萄酒工房>の古屋工房長が特別にご用意くださった、3,000mlボトル。シャンパーニュ地方では、19世紀頃からさまざまなサイズのボトルが登場し、聖書からとられた名称がつけられています。この3、000mlサイズの呼び名は「ジェロボーム」。

会は、九州地方全域と山口エリアを統括するリーデル吉永さんのご挨拶でスタート。ここまでの4年間、そしてこのイベントへの想いがこもった挨拶でした。

この周年イベントは、これまで毎回「Kubotsu」さんで開催されてきました。ワインは事前に窪津シェフに試飲していただき、そのインスピレイションをもとに、ペアリングのお料理を考えていただく、という贅沢な会なのです。しかも毎回オーソドックスなペアリングではなく、窪津シェフはいつも想像を遥かに超えるレシピで、参加の皆さんを迎えてくれます。九州の食材を活かし、季節感を取り入れたチャレンジングなレシピ。この窪津シェフからの「挑戦状」を楽しむだけでも、参加しがいのあるイベントです!

ジェロボームボトルを抜栓するKubotsu支配人の千葉さん(左)とソムリエの藤本さん(中央)。お二人とも力が入っていますね(笑) 古屋さんが楽しげな笑顔で見守ります.

流石に通常ボトルで4本分相当の3,000ml。熟練のソムリエでも、両手で持たないと注げません。

グラスは <リーデル・ヴェリタス> シャンパーニュ・ワイン・グラス。ワインのキャラクターとこのグラス、本当にベストマッチだと思います。

古屋さんのお話しは、現場ならではの逸話満載でいつも楽しい。時間が経つのを忘れてしまいます。<安心院葡萄酒工房> をテーマにした会も、これから定期的に行ってゆきますので、乞うご期待です。

料理のオープニングがこちら「季節のアミューズ」。

「午前中は、スパークリングワイン用のシャルドネの収穫をしてきました。私もちゃんと働いているんです」と古屋さん。収穫直後のシャルドネを、房ごと持ってきてくれました!各テーブルに一房ずつ配られたシャルドネを、参加の皆さん興味深く召し上がっていらっしゃいました。

こんなサプライズも、生産者の皆さんとの交流を深めている九州リーデルチームの日頃の活動の成果なのかもしれません。

オマール海老の昆布締めと森部さんの四葉胡瓜 | 菊鹿ワイナリー 菊鹿エステイト ゲヴュルツトラミネール

甘鯛のうろこ焼き チーズ工房Cacioのリコッタとほうれん草のラビオリ|菊鹿シャルドネ ナイトハーベスト小伏野2018

土井農場諫美豚の自家製サルシッチャとフレッシュトマトのスパゲティ| マスカット・ベーリーA・樽熟成 2017(熊本ワインファーム)

熊本産ほろほろ鳥の香草炭火焼き いちじくとモッツァレラチーズのサラダ仕立て|久住EBONY 2021(久住ワイナリー)

<久住ワイナリー> のEBONY2021は、出来がとても良かったため、2022年を先にリリースして、2021年をもう少し寝かせているのだそうです。その未発売の2021VTをひと足先に、参加の皆さんと味合わせていただきました。グラスは<リーデル・ワインウイングス> カベルネ/メルロ。皆さん、10代目ゲオルグリーデルが推奨している「シーズニング(グラスを傾けて回すことで、ボウルの内側にワインの膜を張ること)」をしっかりとされていますね!

デザートは「福岡産シャインマスカットとバニラのパンナコッタ」。五ヶ瀬ワイナリーのナイアガラに合わせて。同じく五ヶ瀬の茶葉が使用されているロイヤルブルーティ「炒香」のジュレが添えれられています。九州へのこだわりを強くおもちの窪津シェフらしいレシピでした。

デカンタのデモンストレイションは、赤ワインではなく <菊鹿>ナイト・ハーベスト小伏野で。

お土産は、今回の4周年イベントのテーマにもなっている「旅するグラス」に合わせての <リーデル・BYO>リーデル・ボヤージュ。 福岡限定色のマゼンタとシックなブラック、お好きな色をお選びいただきました。

九州のワインと食の巨匠の間にも会話が弾みます!

「九州の素晴らしいワイン生産者」「そのワインと共に輝く料理を生み出す窪津シェフ」そして「プロフェッショナルなサービスでゲストを迎えていただけるKubotsuのスタッフ陣」、が融合してこその特別なイベント。

そのトライアングルに、「ワインを最高の状態で楽しむための道具であるリーデル」、そして何より「リーデルを日頃からご愛用いただいているリーデルラバーの皆様」が加わった、この5角形が紡ぎ出す夢のような3時間が、1年に一度、天神の「Kubotsu」に現れます。

「5」といえば、来年は岩田屋店の「5周年」という節目の年。

どんなテーマと趣向で皆様をお迎えできるか、リーデル九州チームがこれから1年、皆様の笑顔を思い浮かべながら考えてゆきます。この周年記念イベントに皆勤賞の方も、初参加の方も、お久しぶりの方もぜひお越しください。きっと、思い出に残る楽しいひとときになるはずです。

写真右から、Kubotsuソムリエ藤本さん、Kubotsu支配人千葉さん、安心院葡萄酒工房・古屋工房長、窪津シェフ、リーデル吉永、庄司、リーデル木村

本ブログの写真は、福岡在住のフォトグラファー・デグチマミさん撮影のものです。柔らかい光の粒子を感じる写真が素敵なんです。ぜひデグチマミさんのインスタグラムもご覧ください

 

  • 庄司 大輔Daisuke Shoji
  • (社)日本ソムリエ協会公認ソムリエ/リーデル社 ワイングラス・エデュケイター

1971年神奈川県生まれ。明治大学文学部文学科卒業、専攻は演劇学。 塾講師、レストラン勤務などを経て、1998年(社)日本ソムリエ協会公認ソムリエ呼称資格取得。1999年にボルドー地方サンテミリオンの「シャトー・トロットヴィエイユ」で学ぶ。2001年リーデル・ジャパン入社、日本人初の「リーデル社グラス・エデュケイター」となる。リーデルグラスとワインの深いつながりやその機能を、グラス・テイスティングを通して広く伝えるため、文字通り東奔西走している。
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