ワイングラスの名門ブランド - RIEDEL(リーデル)
TOP > ENJOY WINE > Wine > 貴腐ワインの王様『シャトーディケム』

2014/06/20

Wine

貴腐ワインの王様『シャトーディケム』

黄金に輝き、誰をも魅了し続ける貴腐ワイン、シャトーディケム。
1本の葡萄樹から造られるワインの量は、グラスでたった1杯分と言われます。

数年前、シャトーディケムに10代目当主ゲオルグ・リーデルの姿がありました。
優雅で気品溢れるシャトーの中は、緊張感が漂います。

貴腐ワインやアイスワインなど、デザートワインにオススメなのは、リーデルの『ソーテルヌグラス』。
「甘味を奪い」「酸味を豊かに」表現すると言われるこのグラスは、ワインが秘めた香りはもちろんのこと、本来そのワインが持つ酸とミネラル、そして強い甘味という味わいのハーモニーを最高のバランスで飲み手に披露してくれます。

ワインと合わせて何を食べるか。
その答えは無数で、時として以外な発見もあります。

ある暑い日の夜、幸運にも1998年のシャトーディケムを開ける機会がありました。選んだのは良く冷えた完熟メロン。
濃密なディケムの果実味とメロンのジューシーな甘味の二重奏。
種子の周辺特有の後味が、このディケムの余韻にある樽のニュアンスと共鳴します。
思わず言葉を失い、目を閉じます。いつまでも余韻が終わらない事を願って!

使用したグラス:リーデル <ソムリエ> ソーテルヌ(#4400/55)
使用したプレート:ナハトマン <スフィア> チャージャープレート 32cm(#93625)

  • 白水 健Ken Shiramizu
  • (社)日本ソムリエ協会公認ワインアドバイザー/リーデル社認定ワイングラス・エデュケイター

1980年東京都生まれ。学生時代にビストロでのアルバイトを通じてワインに魅了され、ソノマのワイナリーを巡りブドウの収穫を手伝うほどワインにのめり込む。大学卒業後、ワインショップに入社。店舗でリーデルグラスも販売していたことがきっかけでリーデル・グラス・テイスティング・セミナーを受け、開眼。グラス・エデュケイターを目指し、2003年にリーデル・ジャパンに転職。リーデル渋谷店店長を務めた後、2005年(社)日本ソムリエ協会ワインアドバイザー資格取得。リーデル・ジャパン本社へ異動と同時に日本人で第3番目の「リーデル社グラスエデュケイター」となる。これまで飲み溜めたワインの話と共に、ライブ感溢れる語り口で聞き手を魅了している。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pinterest
TOPへ戻る