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キャップシールをキレイに切り取る、3つのポイント

2018/11/20

How to

【ソムリエナイフの使い方】
キャップシールをキレイに切り取る、3つのポイント

「リーデルわいん部」動画初投稿のテーマは、「ボトルを開ける」の前半戦「キャップシールをキレイに切り取る」です。

「抜栓が苦手なので、スクリューキャップのワインしか買わない」という知人もいるのですが、最近かなり増えてきたとはいえ、まだまだ非スクリューキャップのボトルが大半ですので、ワイン選びの選択肢を広げるためにも、ぜひこの機会に「抜栓」をマスターしましょう。

今回は、レストランのソムリエがよく使用しているソムリエナイフを使って、キャップシールをキレイに切り取るための3つのポイントをご紹介します。

(1)刃を当てる
(2)3時から9時
(3)タテに切れ目を入れる

(1)刃を当てる

キャップシールをキレイに切り取るには、ソムリエナイフの刃をいかに上手に使いこなすかがポイントなります。

まずは、刃を当てる場所。ボトルの一番上あたりに凹凸している部分があります。この出っ張っている部分の下側、ここに刃をしっかりと当てます。

ここでの刃の当て方が弱いと、キャップシールの素材によっては、切ること自体が難しい場合があります。どの程度の力具合が必要かというと、刃と親指だけでボトルを挟んで持ち上げられるくらい、しっかりと刃を押し当ててください。

ここでのポイントは、ソムリエナイフの持ち方。庄司は写真のように、人差し指をナイフの背、日本刀でいう峰(棟)の部分にしっかりと当てるようにして握ります。

(2) 3時から9時

しっかりとナイフの刃をボトルに押し当てたら、実際にキャップシールに切れ目を入れてゆきます。

ここで大切なのが切れ目の入れ方、「どこから切り始めるのか」という点です。

まず、(1)でご説明したように、ナイフの刃と親指でボトルが持てるようにしっかりと刃を押し当てます。この時、ナイフの刃が当たっている場所は、親指の反対側になります。時計の文字盤をイメージしてください。親指の場所が12時だとしますと、ナイフの刃は6時の場所でボトルと触れています。

写真のように助走をつけると、ナイフの刃は3時の場所にあります。ここが切り始めの場所となります。グっとナイフの刃をボトルに押し当てながら、親指を支点にナイフを鋭く回転させます。時計の文字盤で言えば「3時 〜6時 〜 9時」、おおよそ180度にわたって切れ目を入れてゆきます。

次に、ナイフの刃を返して、峰の部分に親指を添えます。

3時あたりから切り始めますが、ナイフの刃の動きは前回と逆に「3時 ~12時 ~ 9時」と、残りの上半分に切れ込みを入れるように、ナイフをスライドさせます。

これで、おおよそ360度に切れ込みが入りますが、庄司はあまり上手ではないので、念のため、もう一度9時のあたりに切り残しがないように切れ目を入れることが多いです。

(3)タテに切れ目を入れる

キャップシールに360度切れ目が入ったら、ナイフの刃でギリギリ引き剥がそうとするのはモッタイナイ。せっかくですから、キャップシールのヘッドの部分をキレイにスポッと外したいですね。

そこで、タテに切れ込みを入れます。

次の写真のようにボトルの頭の部分に親指を当て、この親指を支点に、ナイフの刃先でタテに切れ込みを入れます。

多くの場合、キャップシールが二重になっている部分があります。この段差部分に沿って、親指を軸に下から上に引き上げると、刃先がブレにくいですよ。

このタテの切れ目に刃先を滑り込ませると、キャップシールの頭の部分がキレイにすっぽりと外れるはずです。

いかがでしたでしょうか?
これから年末に向けて、ワインを開ける機会も増えてくる季節です。
よりスマートに、よりエレガントに、思い出の1本を抜栓したいですね。

これぞプロ!な抜栓動画

最後に、今回庄司がご紹介した基本動作とは別に、これぞプロ!というかっこいい抜栓動画をご紹介します。

大阪のワインバー CONEXTIONオーナーソムリエ藤次洋貴さんの抜栓動画です。2アクションでさらりとキャップシールを外し、なおかつ片手で抜栓されています。これはめちゃくちゃかっこいいです。ぜひあわせてご覧ください。

 

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  • 庄司 大輔Daisuke Shoji
  • (社)日本ソムリエ協会公認ソムリエ/リーデル社 ワイングラス・エデュケイター

1971年神奈川県生まれ。明治大学文学部文学科卒業、専攻は演劇学。 塾講師、レストラン勤務などを経て、1998年(社)日本ソムリエ協会公認ソムリエ呼称資格取得。1999年にボルドー地方サンテミリオンの「シャトー・トロットヴィエイユ」で学ぶ。2000年リーデル・ジャパン入社、日本人初の「リーデル社グラスエデュケイター」となる。演劇で磨いた肉体表現と、静かな語り口から垣間見える渋いユーモアに定評があり、ファン多数。リーデルグラスとワインの深いつながりやその機能を、グラス・テイスティングを通して広く伝えるため、文字通り東奔西走している。
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