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2019/12/01

Wine

『シャトー・ディケム』が貴腐ワインの最高峰とされる理由

世界の貴腐ワイン最高峰
『シャトー・ディケム』。
幸運にも再訪する機会に恵まれました。

世界三大貴腐ワインとは?

世界三大貴腐ワインのおさらいです。

1.フランスの『ソーテルヌ』
   【ぶどう品種】セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデルなど

2.ドイツの『トロッケンベーレンアウスレーゼ』(格付け最上級)
   【ぶどう品種】リースリングなど

3.ハンガリーの『トカイ』
      【ぶどう品種】フルミントなど

どれも耳にしたことがあると思いますが、この中ではソーテルヌが有名ですよね。

 

「液体の宝石」と呼ばれるソーテルヌ

ソーテルヌが貴腐ワインの産地となったのは、この地域に「霧が発生しやすかったから」。水温の低いシロン川と、温かいガロンヌ川とが合流するため、川の温度差による朝霧が発生します。

この気候が、貴腐菌と呼ばれる特殊なカビ、ボトリティス・シネレア菌をソーテルヌのぶどうに付着させ、ぶどうの皮に無数の小さな穴を空けます。そこから果実の水分が蒸発し、果汁成分が濃縮され、干しぶどうのような高糖度のぶどうになるのです。

濃縮された果汁は、糖度が高いため発酵が途中で止まります。大量の糖分がワインに残り、甘美な甘口のワインとなるのです。

ソーテルヌ地区唯一の特一級格付畑〈シャトー・ディケム〉

ソーテルヌの格付けで、プルミエ・クリュ・シュペリュールにランクされているのは〈シャトー・ディケム〉ただ一つです。

類稀なミクロクリマを有するテロワールはもちろんのこと、品質を追求する絶えまぬ努力が世界最高峰と呼ばれる所以です。

シャトーでは通常6〜8週間かけ、150人もの摘み手が完全に熟した葡萄のみを収穫します。長い期間をかけ、厳しく選別されたぶどうから造られたワインでも、ディケムとしてふさわしくないと判断されたものは容赦なくふるいにかけられます。

一本の樹から、たったグラス一杯分

最良のぶどうしか使わない〈シャトー・ディケム〉は、一本の樹からグラス一杯分しか収穫できないといわれます。

だからこそ、その熟成ポテンシャルは100年を超えることもあるのです。

ディケム訪問記は、リーデルのinstagramアカウントでもぜひご覧ください。

 

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世界の貴腐ワイン最高峰 シャトー・ディケム。 通常でも、完全に熟したブドウを6-8週間もかけて収穫されますが、過去収穫が一番遅くなった年はクリスマス前までかかったとのこと。 その熟成ポテンシャルは100年を超えることもあります。 #リーデル #シャトーディケム #ソーテルヌ #ワイン #ワイン好き #ヴィノム #riedel #myriedel #vinum #chateaudyquem #sauternes

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  • 白水 健Ken Shiramizu
  • (社)日本ソムリエ協会公認ワインアドバイザー/リーデル社認定ワイングラス・エデュケイター

1980年東京都生まれ。学生時代にビストロでのアルバイトを通じてワインに魅了され、ソノマのワイナリーを巡りブドウの収穫を手伝うほどワインにのめり込む。大学卒業後、ワインショップに入社。店舗でリーデルグラスも販売していたことがきっかけでリーデル・グラス・テイスティング・セミナーを受け、開眼。グラス・エデュケイターを目指し、2003年にリーデル・ジャパンに転職。リーデル渋谷店店長を務めた後、2005年(社)日本ソムリエ協会ワインアドバイザー資格取得。リーデル・ジャパン本社へ異動と同時に日本人で第3番目の「リーデル社グラスエデュケイター」となる。これまで飲み溜めたワインの話と共に、ライブ感溢れる語り口で聞き手を魅了している。
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