ワイングラスの名門ブランド - RIEDEL(リーデル)
TOP > ENJOY WINE > Column > ロゼシャンパーニュにはピノ用グラスがいい?食中酒としてシャンパーニュを楽しむグラス選び。

2013/01/25

Column

ロゼシャンパーニュにはピノ用グラスがいい?食中酒としてシャンパーニュを楽しむグラス選び。

こんなに大きなワイングラスでシャンパーニュを飲んで美味しいのでしょうか?
今日は「シーンによって使い分ける」シャンパーニュのためのグラス選びについてお伝えします。

食前、食後に楽しむシャンパーニュに最適なフルートグラス

以前、本ブログで紹介した2種類のシャンパーニュグラス。
どちらも、フルート型と呼ばれる細長いグラスです。

この2つのグラスに共通するのは、シャンパーニュのきめ細やかな泡を舌に集め「泡の爽快感」をもたらしてくれること。右側の膨らみのあるタイプであれば香りも楽しめます。
爽快感を楽しめるので、食欲を刺激する食前酒として、また食後にフレッシュなフルーツとともに楽しむ「締めシャン」にもオススメなのです。

食事と共に楽しむロゼシャンパーニュにおすすめのワイングラス

一方、食事と共にロゼシャンパーニュを楽しむときにオススメしたいのが、こちらの「ワイン」グラス

先日、ドンペリニョンロゼをこのピノ・ノワールグラスで食事を通して楽しんでみました。
なんとドンペリニョンのオフィシャルサイトでも、リーデルのピノ・ノワールグラスをドンペリニョンロゼにオススメいただいてます。
http://www.domperignon.com/ja/servingpage/

なぜ、ロゼ・シャンパーニュにピノ・ノワールグラスが合うのか?

このドンペリニョンロゼもそうですが、ロゼ・シャンパーニュはピノ・ノワール(黒ブドウ)主体で造られているものが多くあります。
華やかな香りと、肉付きの良いしっかりとした骨格をもつロゼシャンパーニュは、ワインが1本以上入る大きなグラス(800cc)の中でこそ、最高のパフォーマンスを見せてくれます。

「ピノ・ノワール主体のシャンパーニュ」→「ピノ・ノワールグラス」という使い方は、シャンパーニュというカテゴリーを超えて香り高いワインという楽しみ方に変わってきます。
シャンパーニュグラスでは感じにくい、スケール豊かで華やかな香りが溢れ、泡の印象はソフトになりますが、グラスが大きい分温度が上がり、甘味やコクを楽しむことができます。

豊かな香りと味わいを引き出すピノ・ノワールグラスを使えば、シャンパーニュが食事と共に楽しめる「ワイン」に変貌します。
ロゼシャンパーニュは、幅広い和食とも非常に好相性で、今回はワインとは遠いイメージの生うにとの相性にも驚かされました。

皆さんも、シャンパーニュを食中酒として楽しんでみませんか?

  • 白水 健Ken Shiramizu
  • (社)日本ソムリエ協会公認ワインアドバイザー/リーデル社認定ワイングラス・エデュケイター

1980年東京都生まれ。学生時代にビストロでのアルバイトを通じてワインに魅了され、ソノマのワイナリーを巡りブドウの収穫を手伝うほどワインにのめり込む。大学卒業後、ワインショップに入社。店舗でリーデルグラスも販売していたことがきっかけでリーデル・グラス・テイスティング・セミナーを受け、開眼。グラス・エデュケイターを目指し、2003年にリーデル・ジャパンに転職。リーデル渋谷店店長を務めた後、2005年(社)日本ソムリエ協会ワインアドバイザー資格取得。リーデル・ジャパン本社へ異動と同時に日本人で第3番目の「リーデル社グラスエデュケイター」となる。これまで飲み溜めたワインの話と共に、ライブ感溢れる語り口で聞き手を魅了している。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pinterest
TOPへ戻る