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2017/12/25

Restaurant

できるお客様の第一歩!レストランでのスマートな支払い方法。

「脱サラソムリエが本音で語るレストラン利用術」の15回となる今回は、スポット的に、支払いについて、お話ししましょう。

プライベートでも仕事でもスマートかつスムーズな支払いは、「できるお客様」と思われる第一歩です。

予約の時点での支払いについての確認

これは、接待の場合に特に重要となるのですが、接待費の枠の関係で領収書の金額に指定ある場合など、ご来店の前に指示をして頂くと店も事前にご用意が出来るため、スムーズに支払いをすることが出来ます。2次会に移動するためのタクシーの手配についても、支払いの時ではなく、早めにご指示を頂いておくと予め車の手配ができ、お客様をお待たせすることなく移動できます。出来るだけお客様の前では支払いの動作をせず、何事もなかったかのように、ことをすませるのがカッコイイ接待です。事前にクレジットカードをお預かりし、お客様がお手洗いに言っている間に支払いを済ませる、というのは上級者の常套手段です。

party

お支払完了は、「間もなく退出」のサイン

時々お見かけするのですが、「お勘定!」とおっしゃって、支払いが済んでから30分以上話が続くお客様がいらっしゃいます。お店を退出するために、支払いをするわけであり、もし、まだ話をしたいのであれば、支払いは後にすれば良いと思います。アンバロンの場合、時間制限は設けておらず基本的に2回転目のご予約はとっていないため、ゆっくりされていても問題はないのですが、満席時にお支払いが終わっているお客さまがいた場合、2次会等でのご利用のお問い合わせに対しては、「間もなくお席のご用意が可能だと思います」という回答をします。

逆に、遅めの時間帯に予約をした際に、「もう支払いは終わっているのですがまだ、お帰りにならなくて・・・・」と言われて、なかなかお店に入れなかった経験があります。お客様とお店のあ・うんの呼吸として、支払いが完了したら、スムーズにお店を出るようにしましょう。

割り勘(含む傾斜配分)は幹事の腕の見せ所

宴会の成功のカギは、幹事さんの手腕です。予約の段階から始まって席の配置、メニューの決定、ドリンクの注文と幹事の仕切りがすべてと言っても過言ではないでしょう。でも、最後の支払いこそ幹事の腕の見せ所です。基本的に支払いの段階では、全員が酔っ払っていて収拾がつかなくなっている場合もありますが、金額を指定して、集金しさっさとまとめて支払うとカッコイイです。幹事役を受けた場合には予め釣銭も多めに用意しておくとなお良いです。アンバロンの場合お客様から要望があった場合、両替も受けておりますし、相応の金額の紙幣・釣銭をご用意しておりますが、「カッコイイお客様」は自前でご用意されています。私自身は、サラリーマン時代から千円札を20-30枚程度常備しておりました。これは、営業としてタクシーでの移動が多かったこともありますが、飲み会等での仕切りの時も便利でした。

カッコいいお客様は、最後の最後まで、ビシッと決めてくださるお客様です。

「脱サラソムリエが本音で語るレストラン利用術」の過去記事はこちら
第14回 ワインをオーダーする際に最初に考えるべき3つのポイント
第13回 ビストロオーナー直伝! 味のバリエーションを変える通な料理の選び方。
第12回 1〜2月が狙い目!コスパの高いワイン会企画術
第11回 初めてのレストランで失敗しないためのメニュー選択
第10回 お店とWin-Winの関係を構築できるVIP 客になるために
第9回 ドリンクの値段を聞くのは野暮なこと?

ビストロ アンバロン(BISTRO EN BALLON)

〒106-0031
東京都港区西麻布1-9-7

TEL:03-6438-9699
http://bistroenballon.com/

  • 両角 太郎bistroenballon
  • ビストロアンバロン オーナー

金融業界21年間のサラリーマン時代の食べ手としての経験を生かし、「自分が最も通いたい店」として2009年12月にビストロアンバロンを開店。ミシュランガイド「ボンヌ・プティット・ターブル」にて赤フォークとビブマークの両方の評価を得ている西麻布のフレンチビストロ。
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