おすすめのワイングラスは? はじめてのグラス選び方のポイント

おすすめのワイングラスは? はじめてのグラス選び方のポイント2016.09.21 UPDATE

wineglass

ワインが好きになると、グラスにも興味がわくもの。しかし、いざ選ぼうと思っても、最初に買うグラスは何を基準に選べばいいか分からないこともしばしば。

ワインのスタイルやぶどう品種によっても相性の良いグラスは異なるため、選択することを「難しい」と感じてしまうことも、あるかもしれません。

はじめてのワイングラスは何を基準に選ぶべきか、簡単なポイントをご紹介します。

たくさんのグラスの中から、何を選ぶべきか?

ワインのスタイルやぶどう品種によって、ベストマッチするグラスかたちがそれぞれに異なることは、このブログにおいてもたびたびご紹介してきた通りです。リーデルの200種類を超えるラインナップをご覧いただければ一目瞭然。

しかし、ご家庭でそのすべてを揃えることは至難の業といえるでしょう。

はじめて「ワイングラスを買おう!」と思った時、最初にどんなグラスを選ぶべきなのでしょうか?

はじめてのワイングラス選びのポイントは、「自分の好み」を知ること

「自分が好きなワイン」と「自分がよく飲むワイン」について考える

「どんなワインが好きですか?」と訪ねられたら、あなたは何と答えるでしょうか?

「熟成したブルゴーニュのピノ・ノワールが好きです。」

「やっぱりボルドーの五大シャトーが好き。」

「レコルタン・マニピュランのシャンパーニュがいいなあ。」

しかし、残念ながら、このような「好きなワイン」は、必ずしも「よく飲むワイン」ではない……のではないでしょうか?

「好きなワイン」はコルトン・シャルルマーニュであっても、実際によく飲んでいるワインは「少し甘めの、軽い白ワインだな」——などということもよくあること。実際、心や身体が疲れている時は、「偉大なワイン」よりも「優しいワイン」が身に沁みます。

「はじめてのワイングラス」は、むしろ「よく飲むワイン」とマリアージュするグラスがおススメ。人生のここ一番に飲む最高のワインにベストマリアージュするグラスよりも、まずは、毎日の疲れを優しく癒してくれる一杯に相応しいグラスを。

これが幸せへの近道です。

変化してきた、テイスティング用グラス tastingglass

少し以前まで、プロ向きの試飲会においては国際規格のテイスティンググラスが使われることがもっぱらでした。口径のすぼまった小さめのグラスで、INAOグラス、ISO規格とも呼ばれるものです。このグラスは、テイスティングする際に条件を整えるための「基準」なので、赤ワインにも、白ワインにも、スパークリングワインにも用いられます。

しかし、ここ10年ほどの間に、プロ向けの試飲会であっても、とくにワインのアイテムを絞り込んだ場合においては、そのワインのスタイルや、使用されているぶどう品種に適したグラスが使われることが多くなってきたように感じます。

それだけ、ワインとグラスの相性を考えることが、常識となってきたことの証左といえるかもしれません。

白ワインにも、赤ワインにも幅広く対応するワイングラス

また、100種類以上のアイテムが出品されるような大きな試飲会において、しばしば見かけるのが、リーデルのヴィノム・シリーズ「キアンティ・クラッシコ/ジンファンデル/リースリング・グラン・クリュ」グラスです。

このグラスの特徴は、縦長でしっかりとしたすぼまりをもつボウル。ワインを舌先に導き、舌の中央を直線的に速く流し、果実味と酸味のバランスを整えるこの形状は、爽やかな白ワインから、ライトな赤ワインまで幅広く対応します。

世界的な試飲会においても、スタンダードグラスとして用いられているこのグラスは、汎用性の高さにおいて、「はじめてのワイングラス」に相応しい、といえるかもしれません。

楽しく、美味しく——グラスは、ワインライフの必需品

ワインのスタイルや、用いられているぶどう品種と相性の良いグラスがあると、ワインライフはより一層楽しいものとなります。

今、どんなワインを飲みたいのか?どんなワインをよく飲んでいるのか?

グラスを選ぶために、自分とワインとの関係をちょっとふりかえってみると、その時自分が置かれている状況が、客観的に見えてくることも。

ちなみに筆者は、「パワフルな赤ワインを飲みたがる時期は、イケイケドンドンになっている時」「ヴェジタルな白ワインを好む時期は、疲れ気味」などと、飲みたいワインから今の自分を分析するワイン愛好家を数人知っています。

ワイングラスを選ぶことで、案外人生が次のシーンへと進むかもしれません。

Author: 高山 宗東

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ワインコラムニスト・歴史家・考証家・有職点前(中世風茶礼)家元


専門は近世史と有職故実。歴史的観点を踏まえてワインのコラムなどを執筆。

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