リーデルで味わうオーストリアワインの魅力 

リーデルで味わうオーストリアワインの魅力 2016.10.24 UPDATE

VieVinum

ウィーンで2年に一度開催されるオーストリア最大のワインイベント、VieVinum(ヴィエヴィノム)に、今年6月にオーストリアワイン大使として参加してきました。念願だったオーストリアのワイン生産地とチロル地方にあるリーデルの本社工場も訪問し、生産者の地場品種への愛着とこだわりを実感すると同時に、リーデルのどのグラスで飲めば最も美味しく飲めるのだろうか、と考えました。

リーデルは世界中のワイン生産者とワークショップ(テイスティング)をかさね、それぞれのワイン(ブドウ品種)にあう形状のワイングラスをこれまで多く世に送りだしてきました。偶然か必然か、私が一般のワインラバーからワイン業界で働きたいと思いを馳せるようになったきっかけがリーデルのグラステイスティング・セミナー。ブドウ品種ごとの個性を意識してワインを楽しむようになりました。

現地リポートとともに知られざるオーストリアワインのブドウ品種の魅力と、ホイリゲ(新酒)解禁にあわせて開催するリーデルの特別セミナーをご紹介します。

1.ブドウ品種から知るオーストリアワインの3つの特徴

オーストリアワインを代表する白ワインのグリューナー・ヴェルトリーナーをはじめ、35の品種がクオリティワインとして公的に認可を受けています。そのうち白が22品種で赤が13品種。お隣のドイツと同様にオーストリアも白ワインの銘醸地として有名ですが、近年赤ワインの生産量も伸びており全体の3〜4割。オーストリアワインを楽しむ3つのポイントをブドウ品種の観点からご紹介します。

(1)オーストリア原産のブドウ品種を楽しむ Faber

グリューナー・ヴェルトリーナー、ツヴァイゲルトやブラウフレンキッシュなど日本で目にする機会が多いワインは、オーストリア原産のブドウ品種です。栽培面積ではグリューナー・ヴェルトリーナーが約30%、ツヴァイゲルト14.1%、ブラウフレンキッシュ7%と、この3品種で半数を占め、そのほか全体の数パーセントほどの少量生産のブドウ品種が14品種あり、それぞれがその土地にあったスタイルで作られています。

ツヴァイゲルトは冷涼な気候に適し、北海道や岩手県で作られているので、日本人にとっては比較的馴染みのあるブドウ品種。ホイリゲ(新酒)から長期樽熟成のワインまで、幅広いスタイルをもつオーストリアで最もポピュラーな赤ワインです。

ブラウフレンキッシュはエレガントな作りが魅力の赤ワインで、お隣のハンガリーやドイツ、ルーマニア、チェコでも作られています。ヴィエヴィノムでは、ブラウフレンキッシュ生産国による比較試飲会もあり、今後も目が離せない期待のブドウ品種だとあらためて感じました。

いざ現地に行くと日本ではなかなか飲むことのできないマイナーなブドウ品種に魅かれ、ドナウ河下流で世界遺産に登録されているヴァッハウ渓谷にひろがるワイン生産地では白ワインのノイブルガー、温泉で有名なウィーンの南に位置するテルメンレギオンでは白ワインのロートギプフラー、ツィアファンドラーなどを試飲しました。

この3つの品種はオーストリアの地場品種であるローター・ヴェルトリーナーがそれぞれシルヴァーナーやトラミナーと自然交配してできたもの。生き生きとした酸が魅力的なローター・ヴェルトリーナー自体のポテンシャルにも関心をもっていたので、生産地で子孫ともいえるワインの個性をそれぞれしっかりと味わえたことはとても勉強になりました。

ヴァッハウもテルメンレギオンもウィーンから少し足を延ばす程度の距離にあり、日帰りも十分できますので、オーストリアを旅する際はドナウ河のクルーズや温泉などの観光と合わせて、現地のホイリゲ(=酒場。オーストリアでは酒場のことも新酒と同じくホイリゲと呼びます)でカジュアルにワインと食事をお楽しみください。とはいっても、なかなか現地に足を運ぶのは難しいもの。意外にも20品種以上のオーストリアワインが輸入されているようなので、ぜひ探して飲んでみてください。

(2)オーストリアのテロワールを反映した国際品種のワインを楽しむ Egon Mark

リースリングやソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワール(オーストリアではブラウ・ブルグンダーという呼び名も)などのドイツやフランスが原産で、国際品種と呼ばれ、世界中で広く栽培されているブドウ品種がオーストリアでも18品種栽培されています。

高貴な白ワインとして人気の高いリースリングはオーストリアでも重要なワインの一つです。世界遺産ヴァッハウ渓谷で生産が盛んですが、栽培面積は全体のわずか4%程度。ただし、そのクオリティの高さはドイツ、フランスのアルザスに匹敵し、ニコライホフのヴィノテークなど傑出したワインが生まれています。

毎年「リースリングリング」という、各国のリースリングを飲み比べることのできるイベントも東京で開催されていますので、リースリング好きな方は産地による個性の違いをぜひ比較して味わってみてください。

ソーヴィニヨン・ブランは、オーストリアのトスカーナと呼ばれるシュタイヤーマーク州でも高いレベルのものが作られています。フランス ロワール地方のサンセールやプイィ=フュメ、ニュージーランドのマールボローなどと比較して味わうのも、ソーヴィニヨン・ブランという品種の個性が楽しめて面白いです。

(3)注目度上昇中!首都ウィーンで作られる混植混醸のワイン

ウィーンのワインといえば、ゲミシュター・サッツ。ひとつの畑で様々な品種(3つ以上)を植え、同時期に収穫するという混植混醸のワインです。以前は安価なワインとして大量生産し消費されていましたが、志の高いウィーンのワイン生産者たちによって、近年クオリティの高いワインが生まれています。

グリューナー・ヴェルトリーナー、ヴェルシュリースリング、ピノ・ブラン、リースリング、トラミナー他の品種によって作られるゲミシュター・サッツは毎年「聖マーティンの日」である11月11日に解禁されるホイリゲ(新酒)としても親しまれています。

2.リーデルで味わうオーストリアワインイベント

event

今年5月にオープンしたリーデル名古屋店では、11月12日(土)に、ホイリゲ(新酒)のほかオーストリアの赤ワイン2種の計3種類によるグラステイスティング・セミナーを行います。ホイリゲはもちろんゲミシュター・サッツ。「ツァーヘル」の醸造責任者のアレクサンダー・ツァーヘル氏いわく「2016年は過去12年の中でも最高の出来」とのこと。赤ワインは、オーストリアを代表するワイン生産者「ブリュンデルマイヤー」のツヴァイゲルトと、ツァーヘルのサンクト・ローレンを使用します。

セミナー後にはオーストリア風オードブルをリーデルのグループブランド、ナハトマンのプレートにてご用意します。ぜひこの機会にオーストリアワインとフードのマリアージュをお楽しみください。


定員 24名様(要予約・先着順)
参加費 7,560円
セミナーで使用した<リーデル・ヴェリタス シリーズ>『リースリング・グラン・クリュ』グラス(4,320円相当)とナハトマン<マンボ シリーズ>『サラダプレート23cm』(2,160円相当)をお持ち帰りいただきます。
講師 寺西 真弓 リーデル名古屋店ショップマネージャー
(リーデル・グラス・アドバイザー/JSA認定ワインエキスバート)
お問い合わせ/お申し込み リーデル名古屋店 052-954-8015


riedel

このほかリーデル青山本店と名古屋店では、11月11日(金)のホイリゲ解禁日から、ハンドメイドの<ソムリエ シリーズ>『グリューナー・フェルトリーナー』グラスでツァーヘルのホイリゲ(白)を1杯500円でテイスティングいただけます。

ワイン本来の味を最も引き出すリーデルのワイングラスで、ぜひオーストリアワインの魅力をご堪能ください。

Author: 藤山 恵水

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オーストリアワイン大使(シルバー)


ニュージーランドに旅行で訪れた際にワインのおいしさに目覚め、ニュージーランドワインのファンとなる。
2008年にワーキングホリデービザを取得してニュージーランドに渡航。憧れだったワイヘキ島のワイナリーで収穫作業を経験し、その後ニュージーランドの学校でワインマーケティングについて学ぶ。イタリアワインやノンアルコールワインのインポーターを経て、現在リーデルでワインとグラスの普及に携わっている。

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