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2018/04/06

Wine

女性が選ぶワインの審査会『サクラアワード』

今年は3月になって暖かい日が続き、平年より9日も早い3月17日に東京都心でソメイヨシノが開花しました。その11日前の3月6日に、アジア最大級の食品・飲料専門展示会『フーデックス』にて、第5回”SAKURA” Japan Women’s Wine Awards(通称サクラアワード)の授賞式が行われ、2018年に選ばれたワインが公の場に華やかに“開花”しました。

今回、初めて審査員として参加した舞台裏もまじえて、サクラアワードについてご紹介いたします。

 

サクラアワードとは

サクラアワードはワイン業界でエデュケーターとして活躍される田辺由美さんが審査責任者を務められるアジア最大級のワイン審査会で、2014年に3つの大きな目標(柱)のもと、スタートしました。

  • 料理に合う美味しいワインを探すお手伝い(日本の食卓に合うワインを探すお手伝いをすること)
  • 日本のワイン消費量を、一人5ℓに伸ばす(市場の活性化に貢献すること)
  • ワイン業界で働く女性の活躍の場を増やす

 

審査員は全て女性で、510名のワインのプロが3日間にわたって、エントリーされた30か国以上のワイン4,342アイテムをブラインドテイスティングで審査を行いました。

5人1組のチームごとに、割り当てられたカテゴリーの審査を行い、1カテゴリーあたり12種類くらいのワインを評価していきます。概ね5人の審査の点数は似通っていたものの、ときには時間をかけて納得できるまで議論し、一本一本審査に集中しました。審査は100点満点で評価され、ダブルゴールド、ゴールド、シルバーの受賞ワインが選ばれます。さらにダブルゴールドの中から、最終審査によって2018年は47アイテムのダイヤモンドトロフィーが選ばれました。

 

料理に合う美味しいワインを探すお手伝い

サクラアワードでは特別賞として、和食、アジア料理に合うワインも選ばれますが、ブラインドテイスティング中に、寿司、てんぷら、すき焼き、焼き鳥、鉄板焼き、寄せ鍋、韓国料理、中華料理、タイ料理にあうかどうかも考え、審査に反映されます。

料理にあうワインを考えるのは楽しくも、ときには悩ましく感じてしまうもの。反対のワインに合うご飯を考えるのも然り。ワインのプロで、日常でご飯を作っている日本人女性が選んだ各料理にあう受賞ワインは公式ホームページに掲載されていますので、ぜひご覧のうえ、実際にマリアージュをお楽しみください。

http://www.sakuraaward.com/jp/result/index.html

 

日本のワイン消費量を伸ばすお手伝い

これまでに何度もワインブームはあり、近年日本ワインの人気上昇と安価なチリワインの台頭もあり、この10年で1.5倍の年間消費量になっているとはいえ、まだ3ℓ強。フランスは50ℓ以上なので、まだまだ少ない現状です。

日本ではワインを選び楽しむ主役は女性といわれています。ワインのプロである女性たちが選んだサクラアワード受賞のワインは、まさに女性が好むワインといえるでしょう。何を飲んだらよいか分からない、と思っている方はぜひサクラアワード受賞ワインを試してみてください。ラベルデザイン賞もあるので、ジャケ買いしてみるのも楽しいですよ。

今年からロゼワインも審査カテゴリーに加わりましたが、料理にもあわせやすいので、これを機に、桜の時期だけではなく通年で消費量が増えていくことを期待したいです。

 

ワイン業界で働く女性の活躍の場を増やす

日本における女性のソムリエ(=ソムリエール)は約8000名といわれていますが、女性の活躍は限られているように感じます。個人的にも営業職でのワイン業界への転職の際に厳しさを感じたことがあります。

サクラアワードの女性醸造家を称える「女性ワインメーカー賞」について、今年初めて授賞式に参加して授与される場に立ち合いましたが、昨年の受賞者から今年の受賞者に、勇気と自信がバトンでつながっていくようにみえました。サクラアワードの成功によって、日本のワイン業界で働く女性が男性と同等に活躍できる機会の増加、地位の向上につながっていくと期待したいです。

 

審査で使われるテイスティング用のグラスとは?

2014年から2017年は世界的な試飲会で使われているリーデルの<ヴィノム シリーズ>リースリング・ジンファンデルでしたが、2018年についてはリーデルの姉妹ブランドのシュピゲラウのワイングラス、「オーセンティスホワイトワイン」が使われました。

シュピゲラウのグラスは圧倒的な耐衝撃性と耐久性があることが特長ですが、フランスの専門誌『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス』が、どのようなワインでも同じ精度でテイスティングができるグラスを探す試飲を実施した結果、主要なグラスメーカー10種類のワイングラスのなかでも最も汎用性の高いグラスにオーセンティス ホワイトワインは選ばれました。

今回の審査で、白ワインはシャルドネ、ポルトガルのフェルナン・ピレス等の固有品種のブレンドワイン、赤ワインはキャンティ、メルロを担当しましたが、グラスを通じてシャルドネが持つ香りと味わいの透明感、赤ワインの果実味を十分感じることができました。スパークリングワインは担当しなかったのですが、泡の繊細さを失うことなく、ほとんど全てのワインの良さを引き出すグラスと言われています。

世界中のプロフェッショナルが愛用するシュピゲラウのオーセンティスホワイトで、審査員になったつもりでサクラアワード受賞ワインを飲み比べてみるのはいかがでしょうか。

  • 藤山 恵水
  • fujiyama
  • オーストリアワイン大使 シルバー、JSA認定 ワインアドバイザー、C.P.A. 認定 チーズプロフェッショナル

ニュージーランドに旅行で訪れた際にワインのおいしさに目覚め、ニュージーランドワインのファンとなる。 2008年にワーキングホリデービザを取得してニュージーランドに渡航。憧れだったワイヘキ島のワイナリーで収穫作業を経験し、その後ニュージーランドの学校でワインマーケティングについて学ぶ。イタリアワインやノンアルコールワインのインポーターを経て、現在リーデルでワインとグラスの普及に携わっている。
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